『押し引きバランス』
それは、
勝つための麻雀を打つならば、
避けては通れない道です。
「この手は押すべきなのか否か」
「親リーに向かっていいのか?」
「親と勝負していいのか?」
子の時には、親を警戒します。
いろいろな戦術書が出ており、
『押し引きバランス』については、
あなた自身の考え方でするべきです。
しかし、この記事では、
私がピン雀荘のフリーで培った
【子番の時の親に対する押し引きバランス】
をこっそりあなただけに教えたいと思います。
ただフリーに通って得たオリジナル技術だけではなく、
雀荘でメンバーをやっていた時に
プロの方に教えてもらった技術でもあります。
本気で勝ちたい!と思う方に向けて
書いていきたいと思います。
目次
子番での考え方
子番での考え方は、
・他家の親を流す
・他家より早くアガる
・放銃しない
これが基本的な考え方です。
子番だけに限らず、
麻雀とは、
点数をどれだけ多く持っているか
を競うものなので、
いかに点数を減らさずに
アガって点数を稼ぐか
これを常に考えます。
こういった中で、
点数を減らさないために
放銃しないようにするために『オリる』のか?
点数を増やすために
放銃リスクを負ってでも『押す』のか?
これが『押し引きバランス』になります。
親の考えていること
親は子に比べて点数が1.5倍になります。
「親番でアガって連荘すること」
これは
誰しもが有利になる条件として
考えていると思います。
親は子に比べて
「自分がアガりたい」と強く思っています。
1000点などの安手で
簡単に親番を流されたくないですよね?
親は、『押し引きバランス』を考えると、
比較的『押すこと』の比重が大きい人が多いです。
親番での『押し引きバランス』について
詳しくは ↓こちらの記事↓ を見てください。
子番での『押し引きバランス』
『押し引きバランス』には、
『押すこと』と『引くこと』があります。
『押すこと』に関しては、
初心者でも簡単にできます。
重要になってくるのは、
『引くこと』の『押し引きバランス』です。
【引き際を見極める】
【オリる基準を明確にする】
【オリ方を覚える】
これが『押し引きバランス』での基礎です。
今回は、
【オリる基準】について
書いていきます。
【引き際】については
↓こちらの記事↓
【押し引きバランス】麻雀で絶対に守り切れる『オリるタイミング』
【オリ方】については
↓こちらの記事↓
プロもやる!どうしようもない状況でも絶対に放銃しない『オリ方』
親に対する『押し引きバランス』
これだけは覚えておいてください!!
親に対して
『押すこと』のリスクはかなり大きいです。
親に対して、子1人で勝負しても
【ハイリスク ローリターン】です。
親はアガれば、
【点数1.5倍+親の連荘】
という大きなメリットがあります。
それに対して
子はアガっても、
【点数獲得+局流し】
というメリットだけです。
言い換えると、
子は負ければ、
点数を1.5倍支払うことになり、
親番を連荘させてしまいます。
親に対しては
基本的に『引くこと』です。
親に対して『押す』基準
とはいえ、
ただ『引くだけ』では勝てないのが麻雀です。
守ってばかりは、つまらないですし。
人によって『押す』基準はあると思いますが、
私がメンバー時代に教わったことを
そのまま教えます。
親に対しては、
【打点が見合っている】
+
【勝てる見込みがある】
この2点を満たしていれば、
押しても構わないということです。
どういうことか、具体的に説明します。
打点が見合っている
これは、
親の点数に対して
リスクとリターンが見合うかどうか
つまり、
親に放銃したとしても、
自分がアガるメリットの方が大きいかどうか
です。
基準としては、
【親の打点の半分以上の手】なら『押し』です。
親が満貫の手っぽかったら、
12000点÷2=6000点
のように
自分の手との打点バランスを見てください。
親は高い手なのに、自分は1000点
これは【ハイリスク ローリターン】の典型です。
勝てる見込みがある
【待ちの良さ】のことです。
【アガりやすさ】とも言えます。
基本的に『リャンメン以上』ですが、
『親の現物待ち』や『字牌待ち』など
出そうな牌で待っていれば、
「カンチャン待ち」「シャンポン待ち」でも
【勝てる見込みがある】となります。
『待ち』に関して
詳しくは↓こちらの記事↓にて
【上級編】相手に先制されて押し返す場合
『待ちの種類の多さ』ではなく、
『待ち牌の枚数』を考えてください。
押し返す基準としては、
【相手よりも2.5枚多く山にいる】です。
最後に
『押し引きバランス』は、
自分の中で【決してブレてはいけない軸】です。
軸がブレてしまうと、
あなたの麻雀が崩れてしまい、
負ける確率が大きくなってしまいます。
この記事が全てではありません。
あなたと私で意見が違ったとしても、
あなたの中の『押し引きバランス』が
間違っているわけでもありません。
あなたが信じる
『押し引きバランス』を見つけてください。
この記事が、
あなたの『押し引きバランス』を見つけるための
ほんの一部になればいいな
と思っております。