麻雀には【副露】
つまり
鳴くことで手を進めることができます。
【読み】の中で
『他家の手牌読み』をすることは
「放銃しないようにすること」において
重要な役割を果たします。
『手牌読み』は
麻雀のうまさに直結するテクニックですが、
かなり難しいです。
しかし
【副露】した時においては
この『手牌読み』を簡単にすることができます。
他家が副露した時の
【手牌読みのテクニック】について書いていきます。
目次
手牌読みのテクニックに重要なこと
『手牌読み』に関して
【相手の手出し牌】をチェックすること
これが最も重要になります。
『相手が欲しい牌』を予想することで、
その局を
自分にとって有利に進めることができます。
何も相手の手牌がわかっていない状況だと、
相手が切った牌(安牌)以外は
全て危険牌に思えてきますし、
簡単に鳴かれてしまうことで、
相手にとって
有利に局を進めてしまうことになります。
しかし
副露した時には
少なくとも3枚(鳴いた牌2枚と捨て牌1枚)
相手の手牌のことがわかります。
これを見逃さないようにすることで
しっかりと
相手の手の内がわかるようになります。
【副露した牌が何か?】
【副露した時に何を切ったか?】
を注意して見てください。
字牌を鳴いた時
字牌を鳴いた時は
【読み】がとても簡単です。
鳴いた字牌が
『役牌』か『オタ風』かによって
「手牌構成」「打点」がわかります。
『序盤』の鳴きに関しては
・安手で、早上がりを目指している
・ホンイツなどの仕掛け(まだ遠い)
の可能性があります。
ドラが絡んでいる場合もありますが、
基本的に
【序盤の役牌1鳴き】は
『1役か2役の手』あっても『満貫まで』
です。
役牌を鳴いた場合
「役牌」を鳴いた場合
だいたいは数牌が切られます。
もし字牌が切られたら、
『テンパイ』もしくは『1シャンテン』です。
切られた数牌によって
「余剰牌」もしくは「スリム化」を考えます。
「余剰牌」は
単純に孤立していて
手牌に関係ない牌です。
「スリム化」は
【223】のように未完成メンツを
「シャンポン」か「リャンメン」に固定することです。
中盤以降だと
「スリム化」をすることが非常に多いので、
『切られた中張牌の周辺牌が危険』と言えます。
オタ風を鳴いた場合
それだけではアガることがないので、
必ず手役が絡んでいます。
・役牌が「対子」or「暗刻」
・「ホンイツ」や「3色」など手役狙い
オタ風を鳴いた時は
最も手牌が読みやすく、
放銃率を3%程度まで下げることができます。
オタ風を鳴いた時は
捨て牌の河を注意して見てください!
・1種類の色だけ捨てられていない
→「ホンイツ」や「1通」
・各色が捨てられている
→各色で「上」「中」「下」で見る
(上:123 中:456 下:789)
→あまり捨てられていない所の「3色」
・捨て牌がバラバラ
→「トイトイ」
数牌を副露した時
数牌を副露した時は
かなり読みにくいです。
『数牌を鳴くこと』は
3パターンの意味があります。
「急所を鳴く」
「早く手を進めるために鳴く」
「ツモをずらすために鳴く」
「急所を鳴いた」のであれば、
『テンパイ』か『1シャンテン』濃厚です。
「早く手を進めるために鳴いた」のであれば、
『まだ遠い仕掛け』の可能性が高いです。
もちろん
『テンパイ』『1シャンテン』の可能性もあります。
この場合は、
捨て牌の河を見てください。
中張牌がポロポロ出ていたら、
『テンパイ』か『1シャンテン』です。
中盤以降で
鳴いて安牌が切り出されても
危険だと思ってください。
副露のタイミングで
まだ手出しで19牌が出てくる
のであれば、まだまだです。
終盤の「ツモをずらす鳴き」は
切り出される牌が
全員に共通安全牌であれば、
『実はテンパイ』もしくは『ケイテン』です。
下家やリーチ者にだけの安牌であれば、
そこまで警戒する必要はありません。
周辺牌が捨てられる
副露した時に
副露牌の周辺牌が切り出されたら、
そこは『完成メンツ』の可能性が高いです。
例えば、
「223」の形から「23-4」で鳴いて
「打2」だとメンツが完成していますよね。
ただし
その周辺牌が安全牌になるとは限りません。
例に挙げたように
「223」で「234」メンツで完成したとしても、
「56」を持っていて
「4」をもう1枚必要としている場合もある
ことに注意してください。
違う色の中張牌が捨てられる
「萬子」で鳴いて、
「筒子」か「索子」の中張牌が切り出された場合、
切り出された「筒子」か「索子」の牌の周辺牌は
とても危険です。
1番危険なのは、
『ポン出しの5』です。
切られた「5」の色の
「36」「47」のスジは
超ド危険牌になります。
『ポン出しの5』は
「対子」+「455」(または「556」)
の形が多いです。
赤アリのルールだと「赤5」があるため、
こういう形で残す人が多くなる傾向にあります。
字牌が捨てられる
序盤~終盤のどのタイミングかによって
「手役狙い」なのか
「テンパイ」または「1シャンテン」なのか
などの判断が変わります。
序盤
「手役狙い」もしくは「手が早い」です。
「手役狙い」の場合は
だいたい「タンヤオ」か「染め手」です。
中盤以降
基本的に「テンパイ濃厚」です。
「1シャンテン」だとしても
すぐにテンパイできる形であることが多いです。
最後に
『読み』の技術に関して
この記事で書いたことが全てではありません。
本来はもっと複雑で、
「経験」と「知識」が重要になります。
ここに書いてあることを実践で使ってみて、
「こういうことか!」と体験してみてください。
体験することができれば、
「知識」と「経験値」が蓄積されます。
それを繰り返すことによって
あなたの『読み』が洗練されていくわけです。
『読み』を身につけるために最も重要なこと
それは
【考えること】です。
「なぜこういう読みをするのだろう?」
「自分ならこういう時こうするだろう」
「そういう打ち方もあるんだ」
と
たくさん考えてください!