【待ちの種類】多メンチャンについて【種類とコツ】

 

麻雀には、様々な待ちの種類があります。

 

『待ちの種類』に関しては、

↓こちらの記事↓ で詳しく書いてあります。

【待ちの種類】『単騎待ち』は意外と優秀な待ち!?

 

その待ちの種類の中でも

『多面張(多メンチャン)』について

詳しく見ていこうと思います。

 

 

多面張(多メンチャン)とは・・・

待ち牌の数が、複数枚(3枚以上)ある形のこと

 

麻雀の待ちの中で、
「圧倒的に優位な待ち」として

最終形が多メンチャンになれば、
「勝ったも同然!」なんて気がしてしまうくらい

魅力的な待ちの形です。

 

 

しかし、

待ちが複数枚になるので、
形がわかりにくくなる場合もあり、

「これって何待ちなの??」

「どんな待ちになるの??」

「どうやったらこうなるの??」

となってしまうこともしばしば・・・。

 

 

この記事を読めば、

 

・多面張の種類

・多面張の待ちの見方のコツ

・多面張の種類の中での出現頻度

・多面張の作り方のコツ

 

がわかるようになり、

上に挙げたような悩みも解決できます。

 

 

※ちなみに

記事の中で
「面張」と「メンチャン」の2通りの表記があります。

これは
私の好みの問題で、
特に決まりがあるわけではありません。

統一していなくて申し訳ありません。。。

 

 

目次

多面張の種類

多メンチャンの種類としては、大きく分けて8種類あります。

・3メンチャン
・4面張
・5面張
・6面張
・7面張
・8面張
・9面張
・13面張

 

頭に付いている数字は

『待ちの数』を示しています。

 

 

こんなにあるのかよ・・・」ってゲンナリしたあなた!

安心してください。

 

この内、

7面張と9面張、13面張は、出現役が決まっています

7面張・・・清一色
9面張・・・九蓮宝燈
13面張・・・国士無双13面待ち

 

では具体的に、

・どういった形になるのか?
・待ちは何になるのか?

例を挙げて見ていきましょう。

 

 

3メンチャン

3メンチャン待ち

 

多メンチャン待ちでは、最も見る種類です。

 

これが、『3メンチャン』です。

 

待ちとしては、

1萬、4萬、7萬 (3種類11枚)になります。

 

 

見方として

「234」を固定メンツとして考えると、
 「56」のリャンメン形 → 4、7待ち

「456」を固定メンツとして考えると、
 「23」のリャンメン形 → 1,4待ち

 

見方のコツとしては、

あるメンツを固定して見て
区切って見てあげるとわかりやすいです。

 

 

このように

多メンチャン形は、待ちの形の複合形になっています。

 

 

3メンチャンの形としては、

【リャンメン+リャンメン】ですが、

 

他にもこんなのもあります。

変則3メンチャン待ち

【リャンメン+リャンメン】のようなピンフ形でなくても、
3メンチャンになるパターンもあります。

「リャンメン+リャンメン」以外は、
変則3メンチャン』と呼ばれたりします。

 

この例では、【ノベタン+カンチャン待ち】です。

待ち牌としては、

2萬、5萬、6萬 (3種類10枚)になります。

 

見方として、

・「777」を固定メンツとして考えると、
 「2345」のノベタン形 → 2,5待ち

・「234」を固定メンツとして考えると、
 「5777」の形 → 5,6待ち

 (「777」を固定メンツとすると、「5」の単騎待ち)
 (「77」を雀頭とすると、「57」のカンチャン待ち)

 

3メンチャンの中には、
このように『変則3メンチャン』形がいくつもあり、

ここに全て挙げてしまうとややこしくなるので、

また別記事で挙げたいと思います。

 

 

4面張

4面張待ち

これは、【ノベタン+リャンメン】形です。

 

待ち牌としては、

2萬、5萬、3萬、6萬 (4種類13枚)

 

見方として、

・「111」を固定メンツとして考えると、
 「2345」のノベタン形 → 2、5待ち

・「11」を雀頭として、「123」を固定メンツとして考えると、
 「45」のリャンメン形 → 3,6待ち

 

 

ちなみに、

4面張は、3メンチャンと違って
『変則4メンチャン』とは言いません。

4面張以上は、

すべてが変則形なので、
わざわざ「変則」と付ける必要がないからです。

 

これも3メンチャンと同じく
いくつも種類があるので、また別記事にて書きます。

 

 

5面張

5面張待ち

ここまでくれば、
なんとなくわかってきましたか?

 

これは、
【リャンメン+リャンメン+ノベタン】の5面張です。

【ノベタン+暗刻】と考えてもいいですね。

 

待ち牌としては、

2萬、5萬、8萬、3萬、6萬 (5種類17枚)

 

 

見方としては、

・「777」を固定メンツとして考えて、
 「3456」のノベタン形 → 3,6待ち

・「77」を雀頭として考えて、
 「34567」の3メンチャン形 → 2,5,8待ち

 

 

5面張もいくつか種類があります。

 

 

6面張

6面張待ち

こんな待ちになったら気持ちいいですよね~!

迷わずリーチかけて、
親で、9萬一発でツモって、裏が乗ろうもんなら・・・
「立直、一発、ツモ、混一色、ダブ東、一通、裏3」で

数え役満( *´艸`)むふふ

 

・・・と、冗談はさておき。

 

 

【ノベタン3面張+暗刻】の形が見えますか?

【3メンチャン】だけに見えましたか?

 

待ち牌としては、

2萬、5萬、8萬、3萬、6萬、9萬 (6種類19枚)

 

見方としては、

・「11」を雀頭として考えると、
 「123」が固定メンツ、「45678」の3面張形 → 3,6,9待ち

・「111」を固定メンツとして考えると、
 「2345678」のノベタン3面張形(ノベタン+ノベタン)
  → 2,5,8待ち

 

 

多メンチャン待ちは、

【待ちの見落とし】が起きやすいです。

 

実はこの待ちにも取れたってことがあり、
フリテンになってしまっていた

なんてことは、結構あります。

 

注意しましょう!!

 

 

7面張

7面張待ち

7面張は、
「清一色」でしか起こりえません

さらに、

槓子で使っている牌(暗刻+メンツの内の1牌)が、
2種類あります。

 

待ち牌としては、

1萬~9萬まで全てです。

ただし、
槓子で4枚使用して、残り枚数がない牌があるので、

3萬、7萬以外の、1萬~9萬 (7種類23枚)

 

 

見方としては、
清一色の待ちの見方のコツになりますが、

【1メンツを切り取って、見てみる】
【雀頭を固定する】

 

ここまでは、多メンチャンの時と
やっていることは同じです。

 

清一色の場合は、さらに見落としがないように

【1牌ずつ考える】

 

 

慣れてくれば、

多面張の時の要領だけでいけますし、
分けて考えなくてもわかるようになります。

 

 

考え方は人それぞれやりやすい仕方があると思いますが、

私が実際どのように考えるか書くと、

 

【手順1】『暗刻』を切り取る

『暗刻』を固定メンツとして考えて、残りの牌だけで「待ち」を考える。

 

パターン①(2,5,6,8、9待ち)

「333」とすると、
「2345677778」が残り、

「678」「777」のメンツ固定で、「2345」のノベタン待ち

「234」「567」のメンツ固定で、「7778」の変則3メンチャン待ち

「777」のメンツ固定で、「2345678」のノベタン3メンチャン待ち

 

パターン②(1,2,4,5,8待ち)

「777」とすると、
「2333345678」が残り、

「234」「333」のメンツ固定で、「5678」のノベタン待ち

「345」「678」のメンツ固定で、「2333」の変則3メンチャン待ち

「777」のメンツ固定で、「2345678」のノベタン3メンチャン待ち

 

 

【手順2】残りの待ち牌候補がないか調べる

『手順1』で待ち牌にならなかった牌が、待ち牌になる場合を考える。

 

①の場合
待ちとして挙がってないのは、「1,4」

待ちが「1,4」になる
「23」のリャンメンを切り取って、

残りの牌で完成しているか確かめる

「33345677778」→「33 / 345 / 677778」=OK

 

②の場合
待ちとして挙がってないのは、「6、9」

待ちが「6、9」になる
「78」のリャンメンを切り取って、

残りの牌で完成しているか確かめる

「23333456777」→「233334 / 567 / 77」=OK

 

 

8面張

8面張待ち

【暗刻+ノベタン+暗刻】の形だと、

「三暗刻」がつくノベタン待ちだけ

 

見落とさないようにしてください!!

 

待ち牌としては、

9萬以外すべてです。(8種類22枚)

 

見方は、

7面張のとこで詳しく書いたので、端折ります。

 

 

9面張

純正九蓮宝燈(9面張待ち)

『純正九蓮宝燈』という役満です。

この形に

1~9のどの牌がきても、アガれます。

 

待ち牌としては

1萬~9萬 (9種類23枚)

 

 

ちなみに補足しておくと、

『純正九蓮宝燈』という役満は
「9面張待ち」のこの形ですが、

『九蓮宝燈』という役満もあり、

 

『九蓮宝燈』は、
和了形が【純正九蓮宝燈+1枚】になるもので、
同じく役満です。

 

ルールによっては、

純正九蓮宝燈=ダブル役満
九蓮宝燈=シングル役満

とする場合もあります。

 

 

13面張

国士無双13面待ち

『国士無双13面待ち』

役満です。

 

待ち牌としては、

手牌の13枚のうちいずれか (13種類39枚)

 

 

多面張の出現頻度(ランキング)

多面張の出現頻度(体感も含める)で

順位付けすると、

1位 3メンチャン
2位 4面張、5面張
3位 6面張
4位 8面張

5位 国士無双13面待ち
6位 9面張(純正九蓮宝燈)
7位 7面張

 

1~4位まで

つまり、
3~6面張と8面張は、割と待ちになることが多いです。

 

 

5位 国士無双 は、

1枚も被ることなく、
13面待ちになることはそうありません。

だいたい1枚被ってしまって、
13面待ちにしようとするならば、
フリテンで
ツモアガリしかできない状況にするしかないです。

 

 

純正九蓮宝燈は、
1度だけ見たことがありますが、

確率は、0.00045%

天和(約33万分の1の確率)の次に
出現率の低い役満とされています。

 

9面張にならない『九蓮宝燈』は、

役満の中では出現率は低いですが、
奇跡に近いような確率ではなく、それなりに出ます。

 

 

最も出現頻度が低いのは、『7面張』です。

なぜかというと、

『7面張』にするためには、必ず「槓子」が必要です。

 

7面張形ができる前に、

・槓子はカンしてしまう
・わかりやすくするために鳴いてしまう

としてしまう人が多いです。

 

 

多面張の作り方のコツ

出現頻度の1位~4位(3~6、8面張)を

おおまかな形として覚えること

 

これが多面張を作るコツになります。

 

例えば、

3メンチャンなら

「23456」の形を覚えておけば、
「2356」の形を持っていて、
「4」が来たら3メンチャンになるな

 

とか

 

「345777」の形を持っていたら、

「2」を持ってくれば、
「2345777」の3メンチャンになる

「6」を持ってくれば、
「3456777」の5面張になる

「8」を持ってくれば、
「(345)7778」の3メンチャンになる

など。

 

 

形を覚えておくと、何がいいかというと、

『良型の最終形への手変わりを
待つことができるようになること』

です。

 

 

牌効率における
『アガリ効率』を飛躍的に上げることができます

 

 

中級者や上級者であれば、

ある程度の経験から
多面張の形がわかるので、

手変わりをうまく待つことが出来たり、
多面張の待ちがすぐにわかったりします。

 

しかし、

初心者のうちは、
多面張の形を一気に覚えることは難しいです。

私も徐々に覚えましたし、
いまだに悩むときもあります。

 

まずは、いろいろな形を見て、

数種類ずつ覚えていくのがいいでしょう。

 

 

本やアプリで
多面張を勉強できるものがたくさん出てるので、

そういったものを活用して

形を覚えていきましょう!

 

1番効率よく覚えられるのは、

清一色の待ちを勉強すること』です。

 

 

最後に

ここまで多面張について書いてきましたが、

 

いくら多面張が待ちとして優秀だと言っても、
そううまくできるものではなく、

リャンメン形が最もわかりやすく、
できやすいのは間違いないです。

 

実際に麻雀を打つ時には

相手が持っていたり、
場に切られていたり、
自分で持っていたりして、

3メンチャンの形だけど、実質リャンメン待ち

4面張に取れるけど、残り枚数を考えるとリャンメンの方がいい

などということもあり得ます。

 

場をよく見ながら打つことで、

多面張をより効果的に活用することができるようになれれば、

あなたは中級者以上として認められます。

 

たくさん形を見て覚えましょう!

 

 

まとめ

多面張の種類と出現頻度

種類は、8種類あります。

・3メンチャン
・4面張
・5面張
・6面張
・7面張(清一色のみ)
・8面張
・9面張(純正九蓮宝燈のみ)
・13面張(国士無双13面待ちのみ)

出現頻度として、

1位 3メンチャン
2位 4面張、5面張
3位 6面張
4位 8面張

5位 国士無双13面待ち
6位 9面張(純正九蓮宝燈)
7位 7面張

 

多面張の待ちを、見落としなく見るコツ

・1メンツを固定して考える。

・雀頭を固定して考える。

・見落としがないか、
 待ちになりそうな牌を待ちとして
 待ちの形を固定して、
 残りで完成形になっているか調べる。

 

多面張を作るコツ

・多面張を形で覚える

最初の内は、一気に覚えるのは難しいので、

清一色の待ちを勉強して、効率よく形を覚える』。

 

 

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