「役満や手役など、高い手を狙う」

「牌効率や押し引き判断を勉強する」

「何切る問題を解く」

 

麻雀をやっているのであれば、

誰しもが考えることです。

 

しかし、

『麻雀で勝つために必要なこと』は、
そんなことではありません。

 

そんな理想を求めていたら、絶対に勝てません。

 

この記事では、

『麻雀で勝つために本当に必要なこと』をお話しします。

 

 

麻雀で勝つために必要なこととは？

 

『麻雀で勝つために必要なこと』とは・・・

【己を知ること】です。

 

ヘタクソの
上級者への
道のりは

己がヘタさを
知りて一歩目

 

かの有名なスラムダンクの安西先生の言葉です。

 

私が最も好きな言葉のうちのひとつです。

 

 

非常に良いことを言っていますよね。

 

スラムダンクはバスケットボールの漫画ですが、

この言葉は
バスケだけに限らず、

すべてのスポーツや物事の上達には
欠かせないことです。

 

 

己を知ることとは？

 

「自分に何ができて、何ができていないのか」

あなたはわかっていますか？

 

ただ闇雲に勉強しても、麻雀はうまくなりません。

 

まずは

『己を知ること』

 

自分のいまのレベルを知ることで

「何が足りないのか？」
「何を勉強すればいいのか？」
「何がうまいのか？」

がわかります。

 

そして

「何を勉強すればいいのか」
具体的に知ることができ、

効率よく、確実に、上達することができます。

 

では、

己を知るためにやることをお教えします。

 

 

己を知るためにやること

 

己を知るためには

５つのことを記録して分析すること

が必要になってきます。

 

 

具体的には、以下の５つです。

・打半荘数

・着順

・和了回数

・放銃回数

・収支

 

自分の麻雀をデータ化、数値化して

目で見てわかるようにします。

 

そんなに難しいことではなく、

 

数字をメモって、電卓で数字を叩くだけ

で大丈夫です。

 

 

『やり方』及び『目安値』は

このあとに記述します。

 

 

打半荘数

単純に

「自分が打った半荘数」を記録するだけです。

 

 

データ化するにあたって、

「サンプル数」というのが必要になります。

 

サンプル数は、１００半荘

は少なくてもほしいです。

 

 

麻雀は、「運」と「実力」が関わっているモノです。

 

少ないサンプル数だと、

「運」の要素が
大きく反映されてしまう可能性があるので、

実力を上げるためには

なるべく「運」の要素を排除した
「実力」の部分のデータで分析する必要があります。

 

例：打半荘数　１０５回

 

 

着順

「打った半荘の着順」を

１着　〇回
２着　△回
３着　□回
４着　×回

のように記録してください。

 

ここから

「打半荘数」と「着順」を使って

・トップ率～ラス率
・連対率
・平均着順

を計算していきます。

 

例：

１着・・・３０回
２着・・・２７回
３着・・・２５回
４着・・・２３回

 

 

トップ率～ラス率

「各順位の回数」を「打半荘数」で割ってください。

トップ率（％）＝（１着回数÷打半荘数）×１００

 

これを

１着率（トップ率）
２着率
３着率
４着率（ラス率）

の４つ出します。

 

例：

・トップ率＝（３０÷１０５）×１００
＝２８．５７（％）

・２着率＝（２７÷１０５）×１００
＝２５．７１（％）

・３着率＝（２５÷１０５）×１００
＝２３．８１（％）

・ラス率＝（２３÷１０５）×１００
＝２１．９０（％）

 

 

連対率

「連対する」とは・・・１着か２着を取ること

 

つまり

「１着と２着をどれだけ取っているか」という確率です。

 

連対率（％）＝（１着回数＋２着回数）÷打半荘数×１００

 

例：

連対率＝（３０＋２７）÷１０５×１００
＝５４．２９（％）

 

 

平均着順

平均着順とは・・・
平均的にどのくらいの順位を取れているかという指標です。

 

「平着（へいちゃく）」と略したりします。

 

平均着順（位）
＝（１×１着回数＋２×２着回数＋３×３着回数＋４×４着回数）÷打半荘数

 

例：

平均着順＝（１×３０＋２×２７＋３×２５＋４×２３）÷１０５×１００
＝２．３９

 

例では、平均着順２．３９

つまり、
１半荘あたり２．３９位の着順が平均値です。

 

目安値

勝つためには、
どのくらいの数値であればよいか

という目安となる値は、

 

・トップ率・・・３０％以上

・ラス率・・・２０％以下

・連対率・・・５０％以上

・平均着順・・・２．４０以上（２．３０以上）

 

この値が、勝てる基準となる数値です。

 

目安値以上の数値が出せているならば、

おおむね勝てていると思います。

 

 

和了率および放銃率

これを算出するためには、

『半荘数』ではなく
『総局数』を記録しなければなりません。

 

「総局数」を記録することは簡単ではなく、

少々めんどくさいので、
必ずしもというわけではありません。

 

「和了回数」と「放銃回数」を記録して、
「打半荘数」から「平均局数」を用いて算出する

方法を取るのが１番楽かと思います。

 

平均局数＝１半荘あたり１２局

 

しかし

正確に自己分析したいのであれば、記録してください。

 

和了率（％）＝（和了回数÷総局数）×１００

放銃率（％）＝（放銃回数÷総局数）×１００

 

 

平均値

和了率・・・約２０％

放銃率・・・１０％以下

 

なぜ「目安値」ではなく、
「平均値」なのかというと、

 

『和了率』に関しては、

そこまで気にする必要がありません。

 

「平均値よりも高ければ、アガれている方だな。」
「平均値よりも低ければ、アガれていないな。」

と思う程度の指標です。

 

 

問題は、『放銃率』です。

 

 

『放銃率』に関して

”平均値１０％以下”

これは必ず覚えてください。

 

負けている原因のほとんどが

「放銃率が高い」です。

 

分析した結果で、

「今後どのようにしたらいいのか」は

後述します。

 

 

収支

これは言わずもがなですね。

 

『しっかりと収支をつけること』

で

自分が勝てているのか、負けているのか

把握することができます。

 

 

まとめ

麻雀で勝つために必要なことは

『己を知ること』です。

 

己を知るためには、

麻雀を打って、以下の５つのことを記録して分析することで

知ることができます。

 

〇打半荘数（１００半荘以上）

〇着順

・トップ率・・・３０％以上
・ラス率・・・１０％以下
・連対率・・・５０％以上
・平均着順・・・２．４０以上

〇和了率　２０％

〇放銃率　１０％以下

〇収支

 

これらをまずは知ることで

あなたの

何が勝っている要因で

何が負けている要因か

知ってください。

 

 

具体的に

分析結果からどのようなことがわかるかについては

↓こちらの記事↓の詳しく書きました。

『己を知ること』からわかる【あなたが負けている原因】
（記事がまだ未完成のため、4/12までに公開予定）